博物館実習での心構え

多くの実習生は夏休み中に博物館実習を行うことでしょう。

ここでは博物館実習での心構えを確認し、実習先でどう振る舞うべきか確認しておきましょう。

博物館実習は厚意で受け入れてもらっている

博物館実習はすべての博物館施設で行われているわけではなく、実習館はその業務の合間を縫って実習の指導を行います。

そのため博物館実習の実施は任意であり、実習を行うのは館のご厚意です。

そのため、限られた実習期間を実習生は充実したものにできるよう努力する必要があります。

決してルーティンのように振舞ったりせず、積極的に館での実習に携わるように心がけましょう。

「実習生」は職員と同じ!

博物館実習を行うにあたって、多くの場合実習生は館で来館者対応を行ったり、資料を整理したり、場合によっては展示の製作や展示変え作業に携わることもあるでしょう。

来館者にとっては、博物館実習生もその館で働く職員のひとりです。そのため、その印象は直接館の印象や評価に繋がります。来館者対応においては、適切な対応ができるように心がけましょう。

丁寧に資料を扱う

資料の整理においても同様です。実際に資料を触る場合にはその丁寧さに職員も博物館実習生も関係ありません。誰が触っても丁寧すぎるということはありません。もし、実際に資料を触る機会をいただけた場合には、細心の注意をはらうようにしてください。

職員の方や他の実習生と交流する

博物館実習においては、本当に多くの人と関わることがあるでしょう。館では、実際に博物館施設で働く人と交流し、意見を聞くことが、できます。また、同じ実習に参加する実習生がいる場合には、交流を持つことで新しいコネクションを得ることができます。

実習期間にさまざまな人と交流して仲良くなることで、後のキャリアに意外な形で活かせることもあるでしょう。

常識的な行動を心がける

最後に、当然ながら実習先では指示された決まりは守るようにしましょう。

遅刻や無断欠席はもちろん厳禁ですし、やむを得ない事情があって休んだり遅刻したりする場合には必ず館と自分の所属する大学に連絡をするようにしましょう。

また、決められた提出物は期限を守って提出するようにしてください。

まとめ

以上のように博物館実習先での心構えをまとめました。これ以外にも細々とさまざまに意識しなくてはいけないことがあります。館によっては、大学との信頼関係の中で実習を受け入れてくださっている場合もあり、実習生の態度が目に余る場合には来年度から該当大学からの受け入れをやめてしまう場合もあります。博物館実習に参加するということは前の世代からのバトンを引き継いでいるということでもあることを意識して、実習に臨むようにしましょう。

また、実習先で困ったことが起こることもあるでしょう。

困ったことがあったら、自大学まですぐに連絡するようにしてください。きっと、建設的な解決案を見つけてくれるはずです。