実習を行う博物館の選び方

博物館実習を行うにあたって、実習先の館を決めることは最重要事項となります。皆さんもそれぞれ、どんな館で実習を行いたいか、どんな実習を行いたいか希望があると思います。

この記事では、実習を行いたい館を選ぶ方法をご紹介します

興味でえらぶ

博物館学芸員資格を取得する学生の多くは、博物館が好きで、展示や特定の分野の知識に興味があることかと思います。そのため、実習館をえらぶにあたっては、そのご自身が持っている興味に沿った館選びを第一に考えると良いでしょう。

興味の種類も様々で、大学での専攻に沿った選び方や「どうしても生態館で実習をやってみたい」という好みを押し出した選び方、博物館で実施されている展示やワークショップなど館のシステムにおける特徴に魅力を感じて選ぶ選び方などが挙げられます。

実習を行っている館の多くは、館の近くに在住・在学の学生を優先して実習受入を行っていることが多いですが、「その館で実習を行いたい理由」をきちんと伝えることができれば、実習を受け入れてもらえることもあるようです。

ただし、募集要項で実習を行うことができる学生の専攻分野が指定されている館もあるため、しっかり確認を行ってから応募するようにしましょう。

場所でえらぶ

実習を考える学生の多くは、実習館をその所在地を基準に選ぶことが多いようです。

実際に募集要項を見ても、近隣に在住・在学の学生を優先して受け入れる旨が書かれている館も多くあります。特に地域の郷土博物館にはその傾向が強くあります。

現在住んでいる場所から近い場所での実習を希望する場合には、あらかじめ近くにどんな博物館施設があるか調べておくと良いでしょう。

コネクションを使う

突然コネクションと言われても、心当たりのない学生が多いかもしれません。しかし、皆さんの中でゼミに所属している学生は自分が大きなコネクションを持っていることを自覚している必要があるでしょう。

大学の教員は、研究分野で一定の成果を上げ認められた上で就業している方が中心であるため、当然研究分野においては第一線で活躍している研究者である場合が多くあります。

あなたがもし、自信の研究分野において博物館実習を行いたいと考える場合には自身のゼミの指導教員に相談してみるのも実習館を決定する上で有効でしょう。ただし、このコネクションを使った実習館の選び方は熱心に研究を行っている学生のみが使えるものだということを覚えておく必要があるでしょう。

 

以上のように博物館実習を行う館を決定する方法を3点紹介しました。学生によってさまざまな選び方が出来るかと思いますが、主に挙げられるのはこの3点です。

十分に考慮を重ねた上で、自分に合った実習館を探してみましょう。